「浄化槽のブロワが古くなってきたけれど、自分で交換できるのかな」と気になっていませんか。実は浄化槽のブロワは、コンセントと配管を抜いて新しいものに取り換えるだけで、思っているより簡単に交換できます。
月150件以上の浄化槽を点検している現役管理士が、自分で交換する手順、失敗しないブロワの選び方、そして業者に頼むべきケースまで、現場の目線でわかりやすく解説します。
ブロワ交換は、ポイントさえ押さえれば自分でできる作業ですよ。一緒に手順と選び方を確認していきましょう。
クリックできる目次
浄化槽ブロワは自分で交換できる?
結論からお伝えすると、浄化槽のブロワは自分で交換できます。ブロワはコンセントで電源を取り、配管(エアチューブ)でつながっているだけなので、取り換え自体はとてもシンプルです。
実際に、自分で交換される方は珍しくありません。古いブロワを抜いて新しいブロワをつなぐだけなので、特別な資格や工具がなくても作業できます。ただし、選ぶブロワを間違えると浄化槽がうまく働かなくなるため、選定だけは慎重に進めましょう。
そもそもブロワがどんな役割を持つのか知りたい方は、浄化槽のブロアとは何かを解説した記事もあわせてご覧ください。
自分でブロワを交換する手順
交換の流れはとても単純です。電源を抜いて、配管を外し、新しいブロワにつなぎ替えるだけで完了します。
🛠️ ブロワ交換の5ステップ
所要時間の目安:10〜15分
電源プラグをコンセントから抜く
配管(エアチューブ)を外す
新しいブロワを同じ場所に置く
配管をつなぎ、向きを合わせる
電源を入れ、音と振動で動作を確認する
ここまでできれば交換は完了です。作業時間の目安は10分から15分ほどで、慣れていれば数分で終わります。
新しいブロワの本体価格や、業者に頼んだ場合の費用が気になる方は、浄化槽ブロワの交換費用をまとめた記事で相場を確認しておくと安心です。
ここまでが交換の手順です。次は一番大事な、交換するブロワの選び方を見ていきましょう。
交換するブロワの選び方|3つのチェックポイント
交換用のブロワを選ぶときは、風量と口数(1口か2口か)が今のブロワと合っているかを必ず確認してください。
🔍 交換ブロワ選びの3チェック
型番より「風量」と「口数」が最優先
① 風量
今と同じ風量(L/min)を選びます。数字が小さいと浄化力が落ちます。
② 口数
1口か2口かを今のブロワと合わせます。逆洗の有無で変わります。
③ 型番
同じ型番でなくてOK。風量と口数が合えば別メーカーでも使えます。
実は、同じ型番のブロワでなくても問題ありません。風量と口数さえ合っていれば、別メーカーのブロワでもきちんと使えます。
ブロワ本体には風量(◯◯L/min)と口数が必ず記載されています。交換前に今ついているブロワの表示を写真に撮っておくと、買い間違いを防げます。メーカーごとの違いや選び方をもっと知りたい方は、浄化槽ブロワメーカーを比較した記事も参考になります。
現場でよく使われている定番のブロワを、参考までにご紹介します。
自分で替える時にやりがちな失敗
自分で交換するときに多いのが、型番だけを見て選んでしまい、風量や口数が合わないという失敗です。
⚠️ 自分で替える時のNGミス
- 型番だけで選んでしまう(風量や口数が合わず浄化力が低下)
- 風量が小さいブロワを付ける(槽内が酸素不足になる)
- 口数違いに気づかない(1口と2口で配管が合わない)
- 設置の向きや防雨が不十分(振動音や故障の原因になる)
どれも交換前のひと手間で防げるミスばかりです。特に風量が足りないブロワを付けてしまうと、浄化槽の浄化能力が落ちてしまうので注意しましょう。
設置の向きが悪いと、振動で音が大きくなることもあります。交換後に音が気になる場合は、ブロワの音の原因と対処法も確認してみてください。
自分でやらず業者に頼むべきケース
基本的には自分で交換できますが、ブロワが古すぎて配管が固着し、外れない場合は無理をせず業者に頼みましょう。
長年使ったブロワは、配管との接続部分が劣化で固まってしまうことがあります。無理に引き抜こうとすると配管そのものを傷めてしまい、かえって修理費がかさむケースもあります。
ブロワが動かない原因が交換以外にある場合もあります。交換しても改善しないときは、ブロワが動かない原因を解説した記事もあわせて確認してみてください。
🌿 配管ごとの交換や業者選びで迷ったら
配管が固着しているなど自分での交換が難しいときは、無理をせず専門業者に任せるのが安心です。浄化槽の工事を無料で一括見積もりできるリフォーム比較プロなら、複数業者の費用をまとめて比較できます。![]()
よくある質問|浄化槽ブロワ交換のQ&A
浄化槽のブロワは自分で交換しても大丈夫ですか?
はい、問題ありません。ブロワはコンセントと配管を抜いて取り換えるだけなので、特別な資格がなくても自分で交換できます。ただし、風量と口数が合ったブロワを選ぶことが大切です。
今と違うメーカーのブロワに交換しても使えますか?
使えます。同じ型番である必要はなく、風量(L/min)と口数(1口か2口か)が今のブロワと合っていれば、別メーカーのブロワでも問題なく動作します。
交換にかかる時間はどのくらいですか?
慣れていなくても10分から15分ほどで交換できます。電源プラグを抜き、配管を外して新しいブロワにつなぎ替え、通電して動作を確認するだけのシンプルな作業です。
まとめ|浄化槽ブロワは「風量と口数を合わせれば」自分で交換できる
本記事のポイントを3つにまとめました。
- 浄化槽のブロワはコンセントと配管を抜くだけで自分で交換できる
- 選ぶときは型番より風量と口数(1口、2口)を合わせることが大切
- 配管が固着して外れないときは無理せず業者に頼む
ブロワは浄化槽の心臓とも言える大切な設備です。風量と口数さえ合っていれば交換は難しくないので、止まる前に早めの準備をしておくと安心です。費用の目安はブロワの交換費用の記事で、選び方はメーカー比較の記事でそれぞれ確認できます。