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浄化槽のブロワがうるさい原因5つと対策をプロが解説

浄化槽ブロワから「ブーン」「ガタガタ」と音がして気になる、近所迷惑になっていないか心配、そんな悩みを抱えている方は多いです。実は浄化槽ブロワの音には正常な音と異常な音があり、見極めれば対処は意外とシンプルです。原因と対策を分かりやすく解説します。

お水の守り人
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「浄化槽ブロワの音が大きい」「近所迷惑になってないか心配」という相談、年間100件以上受けます。原因を1つずつ特定すれば必ず解決するので、最後まで読んでくださいね。

浄化槽ブロワの音は「正常音」と「異常音」がある

浄化槽ブロワから聞こえる音は、すべてが故障サインではありません。まずは4種類の音を整理して、自宅の音がどれに該当するか確認してみましょう。

音の種類音の特徴判定対処
ブーン(連続)ブロワの動作音正常心配いらない(30〜40db程度)
ジー(高音)モーター唸り注意5年以上使用なら交換検討
ガタガタ振動・異物音異常即業者へ連絡
キーキーモーター摩擦音異常ブロワ交換のサイン
一番多い相談はブロワからの「ブーン」音です。ただし急に大きくなった・異音混じりなら故障サインです。
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スマホで音を録音しておくと業者に伝えやすいよ!

うるさい音が出る5つの原因

異音や騒音の原因は、主に5つに絞られます。原因が分かれば対策も明確になります。

  • ブロワの経年劣化
  • ブロワの設置場所が悪い
  • 防音カバーの劣化・破損
  • 配管の振動
  • 内部の異物・故障

それぞれ解説します。

ブロワの経年劣化

最も多い原因がブロワの経年劣化です。ブロワの寿命は5〜7年とされており、それを超えると内部のダイヤフラムやモーター部品が劣化し、振動や異音が大きくなります。新品時より明らかに音が大きいと感じたら劣化のサインです。

お水の守り人
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新品交換で根本解決できます!

ブロワの設置場所が悪い

ブロワがコンクリートや金属の上に直置きされていると、振動が地面や建物に伝わって音がより大きく響きます。とくに寝室の窓近くに設置してあると、夜中の音が気になる原因になりやすいです。

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防振ゴムを敷くだけで音が半減することもあります。

防音カバーの劣化・破損

ブロワには騒音防止のための防音カバーが付いていますが、10年以上使うと劣化して隙間ができたり、内部の吸音材が劣化したりします。カバー単体の交換(5,000〜15,000円)で大幅に改善できることが多いです。

配管全体が振動している

ブロワから浄化槽へ繋がるエア配管が固定されていないと、ブロワの振動が配管に伝わって、配管全体がブルブル震えてビーン・ブーンと響きます。配管をクランプで固定するか、防振テープを巻くだけで解決するケースが多いです。

ブロワ内部の異物・故障

ブロワや浄化槽内部に虫や落ち葉、小さな異物が混入してガタガタ音を出すことがあります。とくに「ガタガタ」「カラカラ」といった金属が当たるような音は要注意。即業者に点検依頼しましょう。

今すぐできる音対策3つ

原因が特定できたら、対策は3つのアプローチがあります。費用と難易度別に紹介します。

  • ブロワを新品に交換する
  • 防音カバー設置・防振ゴム敷き
  • 業者に依頼して根本解決

それぞれ解説します。

ブロワを新品に交換する

5年以上使っていて音が大きいなら、交換が一番早く確実です。本体価格2〜5万円で、最新の省エネ・低騒音モデルなら音もエネルギーも改善できます。

交換費用や自分でやる方法は浄化槽ブロアの交換費用記事で詳しく解説しています。

お水の守り人
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寿命は一般に5〜7年なので、新品交換をかなり前向きに検討してOK!

防音カバー設置・防振ゴム敷き

ブロワがまだ新しい、カバーが破損してるだけなら、カバーの修理や防振ゴムで対応可能です。ホームセンターで防振ゴム500円〜、防音カバー5,000〜15,000円で買えます。

業者に依頼してブロワの騒音を根本解決

原因が特定できない・自分で対処しても改善しない場合は、浄化槽管理業者に点検依頼することをおすすめします。費用は5,000〜15,000円程度で、原因特定だけでなく応急処置までやってくれます。自分で機種を選びたい方は浄化槽ブロワの選び方記事もどうぞ。

注意!

うるさいからといってブロワを止めるのは絶対NGです。ブロワは浄化槽の心臓部で、止めると微生物が死んで悪臭や水質悪化に繋がります。早めに点検・交換すれば数万円で済むので、放置せず早めの対応がおすすめです。

騒音トラブルを避ける予防策

近所迷惑トラブルに発展する前に、4つの予防策を実施しておきましょう。

  • 5年ごとにブロワ交換を予定に組む
  • ブロワは家から離れた場所に設置
  • 防振ゴムを必ず敷く(500円で効果絶大)
  • 年1回、自分で音のチェックをする習慣

防振ゴムの選び方と敷き方

4つの予防策の中でも防振ゴムは、コスパが圧倒的に高いです。500〜1,000円でブロワの脚に敷くだけで、振動が地面に伝わるのを大きく減らせます。ここでは選び方と敷き方を簡単に解説します。

どこで買える?

カインズやコーナンなどのホームセンターか、Amazon、モノタロウで「機械用 防振ゴム」と検索すれば見つかります。サイズは50×50×厚さ10mm前後がブロワの脚にちょうどよく、4枚セットで売っているものを選べばOKです。

屋外なら「クロロプレンゴム(CR)」を選ぶ

ブロワは屋外設置がほとんどなので、クロロプレンゴム(CR)素材を選びましょう。雨風に強く、5年以上ヘタりません。安いウレタン素材は屋内向けで、屋外だと1〜2年で硬化してボロボロになるので注意です。

敷き方は超カンタン

手順は3ステップだけです。

  1. ブロワの電源プラグを抜く
  2. ブロワを少し持ち上げて、4箇所の脚それぞれにゴムを敷く
  3. ブロワを下ろして、ガタつかないか確認する

粘着テープは不要で、ブロワの自重で安定します。設置後は耳を近づけて、振動音が小さくなったか確認してみてください。明らかに音が変わるはずです。

とくに5年ごとのブロワ予防交換は、近所トラブルと突然の故障による高額修理を一気に避けられる賢い投資です。月1,000円積み立てておけば、5年で6万円貯まって新品ブロワが余裕で買える計算です。

放置するとどうなる?

異音を「気のせい」と放置すると、修理費が雪だるま式に膨らみます。時系列で見ると下記のようになります。

浄化槽ブロワの異音を放置すると起きる被害の時系列 異音を放置するとどうなる 時間経過で被害&修理費が増大 1ヶ月放置 音がさらに大きくなる、近所迷惑トラブルリスク 3ヶ月放置 ブロワ完全停止 → 浄化機能ダウン → 悪臭発生 6ヶ月放置 浄化機能が低下、法定検査で不適合になる可能性 1年以上放置 悪臭が広がり近隣苦情・行政指導の対象に ⚠ 異音に気付いたら、まずブロワ点検(2〜5万円で済むケース多数)
放置すると修理費が雪だるま式に膨らむ
お水の守り人
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異音に気付いた時点が一番安く解決できるタイミングです!

法定検査で不適合になると改善指導の対象になります。詳しくは浄化槽の法定検査記事もご確認ください。

関連記事もあわせてどうぞ。

よくある質問(FAQ)

音のトラブルでよく聞かれる5つの質問にお答えします。

普段から「ブーン」と音がするのは正常?

ブロワ動作中の正常音です。約30〜40db(冷蔵庫の音くらい)が健全レベル。これより明らかに大きい場合や急に音が変わったら異常を疑いましょう。

急に音が大きくなった原因は?

ブロワの劣化内部の異物が最も多い原因です。5年以上使っているブロワなら寿命の可能性が高いので、業者に点検依頼を。

隣家から騒音クレームが来た。どう対応?

まずは速やかに点検依頼+謝罪。その上で防音カバーの設置や、ブロワを家側に移設するなどの対策を検討します。放置すると深刻な近隣トラブルに発展します。

ブロワだけ修理すれば直る?

8割のケースはブロワ交換で解決します。ただし配管の振動や設置場所の問題が原因なら、ブロワを変えても改善しないので、根本原因の特定が大事です。

賃貸の場合、音の修理費用は誰が負担?

基本的には大家・オーナー側の負担です。浄化槽の維持管理は所有者の責任なので、まず大家に連絡してください。

まとめ

浄化槽ブロワの音問題は、原因さえ特定できれば9割は解決できます。最後に重要ポイント3つをおさらい。

  • ブロワを止めるのは絶対NG(微生物が死ぬ)
  • 原因の8割はブロワの経年劣化。5〜7年で交換
  • 異音は早期対応なら2〜5万円で解決、放置すると修理が大ごとに

近所迷惑トラブルになる前に、早めの点検&対策を。「いつもと違う音」を感じた時点ですぐ動くのが、一番安く済むコツです。

  • この記事を書いた人

ひろと

現役の浄化槽管理士(国家資格)として、実際の現場のリアルやトラブルや対処法などを発信していきます。 浄化槽は正しい管理をしなければ、放流水の水質が悪化、悪臭の発生などを起こし生活環境を悪くしてしまいます。 当サイトは、浄化槽管理士の立場から「浄化槽を正しく管理し、生活環境と水質を守る」ことを目的とした専門サイトです。

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