浄化槽のブロアが故障したらすぐに交換する必要があります。
浄化槽ブロアの交換費用は交換する方法によって金額が異なります。
この記事では、浄化槽ブロアの交換費用について、自分で交換する方法などを解説します。
浄化槽のブロアが故障していて、費用や交換方法を知りたい方は是非参考にしてみてください。
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浄化槽ブロアの交換費用
ブロアの交換費用は、風量によって機器代金が異なります。

浄化槽のサイズに合う空気量のブロアを選ぶ必要があります。
以下にブロアの風量別で発生する費用を記載しました。
ブロアの風量 | ブロアの金額 |
---|---|
40L~60L(一般家庭) | 15,000円~40,000円 |
80L~120L(集合住宅や業務用) | 40,000円~80,000円 |
大型ブロア | 10万円以上 |
設置が不安な方は専門業者に依頼することをおすすめしますが、ブロアの交換は簡単なので費用を抑えたい方は自分で交換することをおすすめします。
浄化槽ブロアの交換が必要なサイン
浄化槽ブロアの交換が必要な見極め方は以下の3つのサインです。
- ブロアの音が大きくなる
- 槽内へ送る空気量が弱くなる
- 振動や音が一切なくなる
浄化槽の保守点検に加入していても毎月点検に来るわけではないので、交換が必要なサインを覚えておきましょう。
ブロアの音が大きくなる
浄化槽のブロアは「ブーン」という音が常になり続けていますが、止まりそうになると音が大きくなります。
音が大きくなる理由は、ブロア内部の部品が劣化してしまい、空気作り出すための振動や摩擦が増えるからです。
通常のブロアの音でも気になる方は音が小さくなる対策をしますが、壊れそうな時にはかなり大きな音が出るので普段よりも音が大きくなると交換が必要なサインになります。
夜中などの静かな時間帯になると壊れかけのブロアの音は近隣の方にも迷惑になる場合もあるので、少しでも音に変化を感じたら点検業者へ連絡をしましょう。
槽内へ送る空気量弱くなる
浄化槽のブロアが突然止まることは少なく、徐々に槽内へ送る空気が弱くなってきて止まります。
ブロアから空気は出てるけどエアーが弱すぎて槽内までたどり着いていない場合もあるので注意が必要です。
ブロアからでる空気の強さは普通の方が弱いか判断するのは難しいので点検業者に任せることをおすすめします。

すぐに気になる方はマンホール蓋を開けて空気が出ているか確認してみましょう
槽内へ空気が来ていても通常よりもエアーが弱いままではブロアの交換は必要です。
振動や音が一切なくなる
ブロアが音も振動も一切なくなると完全に止まっている証拠なので交換が必要になります。
ただ、完全に動いていない場合、もしかしたらコンセントが抜けているだけの可能性もあるので刺さっているか確認が必要です。
ブロアが故障しているのに放置しておくと様々なトラブルが発生します。
コンセントが刺さっているのに振動や音が無ければ至急ブロアの交換が必要です。
浄化槽ブロアの購入方法
浄化槽ブロアの購入方法は以下の3つの方法があります。
- 保守点検業者から購入
- ネットから購入
- ホームセンターで購入
浄化槽ブロアの交換は簡単なので、費用を抑えたい方はネットからの購入をおすすめします。
保守点検業者から購入
浄化槽ブロアの購入方法の一つ目は、保守点検業者からの購入です。
点検業者からブロアを購入すれば交換まですべてお任せできます。

自分で設置するのが不安な方におすすめ!
ただ、ネットやホームセンターで購入するよりも交換費用が高くなってしまう点がデメリットです。
点検業者によってブロアの交換費用は様々ですが、ネットやホームセンターよりも倍以上かかることもあるので購入する前には見積依頼を必ずしましょう。
ネットから購入
浄化槽ブロアの購入方法の二つ目は、ネットからの購入です。
点検業者からブロアを購入するよりも数千円~1万円ほど安く手に入れられます。

交換費用を抑えたい方におすすめ!
ネットでブロアを購入する際に気を付けなければいけないのが、間違った型式を購入してしまう可能性があるのがデメリットです。
浄化槽に合ったブロアを購入しないと空気量不足や過剰供給で汚水を正しく処理できなくなるので、正しいブロアなのか確認してから購入しましょう。
ホームセンターで購入
浄化槽ブロアの購入方法の三つ目は、ホームセンターでの購入です。
必要な型式のブロアさえ覚えておけば、店員に伝えることで案内してくれます。

安く済ませたいけどネットでの注文が不安な方におすすめ!
ただ、ネットで購入するよりも費用が高くなってしまう点がデメリットです。
すぐに手に入れたい方や店員にどのブロアが必要か教えてもらいたい方にはホームセンターでの購入をおすすめします。
浄化槽ブロアの交換方法
浄化槽ブロアの交換方法は以下の3つの方法があります。
- 自分で交換する
- 保守点検業者に依頼する
- 火災保険を使う
交換方法で費用も異なるので、自分に合う方法を見つけましょう。
自分で交換する
浄化槽ブロアの交換する際、一番費用を抑えられるのが自分で交換する方法です。
正しい手順で作業すれば、誰でも簡単に交換できます。
自分でブロアを交換する手順は以下の通りです。
- ブロアのコンセントを抜く
- 配管に固定されている黒いゴムからブロアを外す
- 新しいブロアを黒いゴムに指す
- 新しいブロアをコンセントに指す
以上の4つの手順通りに行えば簡単にブロアの交換ができます。
保守点検業者に依頼する
浄化槽ブロアの交換する際、保守点検業者に依頼することで交換から古いブロアの撤去まで行ってくれます。
全ての作業を行ってくれるので、自分で交換するのが不安な方は保守点検業者への依頼がおすすめです。

保守点検業者に以下のようなブロアの状態を伝えましょう。
- ブロアが完全に止まっている
- ブロアの音が大きい
保守点検業者へ連絡すれば、前回の点検時の状況を把握しているのでスムーズな対応が取れます。
火災保険を使う
浄化槽ブロアが自然災害や事故による原因で故障した場合には、火災保険が適応される場合があります。
火災保険が補償される可能性があるケースは以下の通りです。
- 火災
- 水災
- 落雷
- 盗難
加入している保険会社か、保守点検業者へ問い合わせをして適応されるか確認してみましょう。
まとめ
浄化槽ブロアの交換費用は交換方法や購入方法によって金額が異なります。
本記事で解説したように専門業者に頼む場合と自分で全て交換する場合とでは数万円もの差があります。
自分で交換するのが不安な方は専門業者への依頼がおすすめです。
少しでもブロアの交換費用を抑えたい方は、交換方法も解説した通り進めてもらえれば自分でも十分交換できます。