浄化槽の基本情報

浄化槽に使ってはいけない洗剤は?トイレ用とキッチン用でおすすめを紹介!

この記事で解決できるお悩み

  1. 浄化槽に使ってはいけない洗剤が分かる
  2. トイレ用でおすすめな洗剤が分かる
  3. キッチン用でおすすめな洗剤が分かる

トイレやキッチンを掃除する時に使用する洗剤ですが、種類や使い方によって浄化槽内の微生物を死滅させる原因になります。

洗浄力の高い洗剤は微生物までも破壊、分解してしまうからです。

この記事では、浄化槽に使っていけない洗剤について、トイレとキッチン用それぞれおすすめな洗剤などを紹介します。

浄化槽を設置しているご家庭で洗剤選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

浄化槽は洗剤によってトラブルの原因になる

浄化槽は洗剤の種類や使用量によって様々なトラブルが発生してしまいます。

浄化槽では家から出る生活排水を微生物によって分解してきれいな水を放流しますが、洗剤によって浄化槽の処理機能を低下させてしまう場合があるからです。

浄化槽管理士
浄化槽管理士

気づかないうちに微生物が弱まってしまっているかも

ただ、全ての洗剤がトラブルの原因になるわけではありません。

浄化槽のご家庭はどんな種類の洗剤が相性が良くないのか把握しておくと事前にトラブルを防ぐことができます。

洗剤の種類

洗剤の種類を浄化槽との相性や主な用途を以下の表にまとめました。

浄化槽との相性特徴主な用途代表的な洗剤
中性洗剤◎非常に良い素材や手肌に優しいので微生物にも影響が少ない。キッチンお風呂フローリングキュキュットチャーミーグリーンヤシノミ洗剤
アルカリ洗剤△注意が必要油汚れに強く酸性の汚れに強い。キッチン換気扇皮脂汚れマジックリンウタマロクリーナーセスキ炭酸ソーダ
酸性洗剤‪△注意が必要水垢や尿石に強く、アルカリ汚れを溶かします。トイレの尿石浴室の水垢鏡のウロコクエン酸サンポールトイレ用酸性洗剤

それぞれ洗剤の注意点を紹介します。

中性洗剤

中性洗剤は3つの洗剤の中でも洗浄力が弱く微生物に影響を与えにくいので浄化槽に優しい洗剤です。

洗浄力は弱いですが、大量に使ったり何度も流すと微生物が弱る可能性があるので必ず適量を守りましょう。

アルカリ洗剤

アルカリ洗剤は中性洗剤よりも洗浄力が強いので微生物にも与えるダメージが大きいです。

ただ、月1回~数回のみの使用であれば微生物への影響もすくないので中性洗剤では落ちなかった汚れを月に数回掃除する程度で済ませておきましょう。

酸性洗剤

酸性洗剤は水垢や尿石に強いため微生物に与えるダメージが大きいです。

便器に大量に流したり何回も流すと微生物は弱まるだけでなく死滅する可能性もあるので注意しましょう。

浄化槽が洗剤によって起きるトラブル3選

浄化槽が洗剤によって起きてしまうトラブルは以下の3つです。

  • 浄化槽の蓋から泡があふれてくる
  • 処理能力の低下

それぞれ解説していきます。

浄化槽の蓋から泡があふれてくる

洗剤によって一番多いトラブルが浄化槽の蓋から泡があふれてきてしまうことです。

浄化槽の中に入った泡があふれてくるので蓋の周りが汚れてしまいます。

泡だらけになってしまう原因は洗剤の使いすぎと微生物の死滅です。

洗浄力が高い洗剤は微生物にダメージを与えて分解バランスが崩れて泡が発生してしまいます。

処理能力の低下

洗剤の種類や量によっては浄化槽の処理能力を低下させてしまいます。

浄化槽内で汚水を処理している微生物が死滅して汚れを分解できなくなってしまうからです。

処理能力の低下した浄化槽からは汚れた水がそのまま放流されたり悪臭を発生させる原因になります。

定期的に行っている浄化槽点検で水質の状態に問題がないか記録表を確認するか業者へ聞いてみましょう。

【キッチン用】浄化槽に優しいおすすめな洗剤

浄化槽に優しいキッチンで使えるおすすめ洗剤は以下の2つです。

  • ヤシノミ洗剤
  • チャーミーグリーン

それぞれ解説します。

ヤシノミ洗剤

ヤシノミ洗剤は、成分のほとんどが植物由来で作られているので微生物に与える影響が少ないことから浄化槽に優しい洗剤といえます。

ヤシノミ洗剤がおすすめな方は以下の通りです。

  • 浄化槽の処理能力を落としたくない人
  • 手荒れや敏感肌な人
  • 強すぎる洗剤を避けたい人

浄化槽への影響が少ないだけでなく、洗浄力が強すぎないけどしっかり汚れを落とすので肌が気になる方にもヤシノミ洗剤をおすすめします。

チャーミーグリーン

チャーミーグリーンは、中性洗剤で過度な除菌や抗菌成分を含んでいないため浄化槽に優しい洗剤といえます。

チャーミーグリーンがおすすめな方は以下の通りです。

  • 浄化槽に影響を与えずに洗浄力も重視したい方
  • しつこい油汚れを落としたい
  • 手肌へ優しい洗剤を使いたい方

浄化槽への影響を与えずしつこい油汚れ汚れを落とせるチャーミーグリーンはバクテリアの処理能力と洗剤の実用性を両立したい方におすすめします。

【トイレ用】浄化槽に優しいおすすめな洗剤

浄化槽に優しいトイレで使えるおすすめ洗剤は以下の2つです。

  • トイレマジックリン
  • ルックプラス トイレのまるごとクリーナー

それぞれ解説します。

トイレマジックリン

トイレマジックリンは洗浄力が高く落ちにくい汚れを落とせる洗剤です。使いすぎると微生物に悪影響ですが、使用頻度に気をつければ浄化槽の処理能力を低下させることはありません。

トイレマジックリンがおすすめな方は以下の通りです。

  • 浄化槽の処理能力を落としたくない方
  • 強い薬品を避けたい方
  • 1本で全て済ませたい方

便器以外に床などにも使用できるので掃除道具を増やしたくない人にもおすすめします。

ルックプラス トイレのまるごとクリーナー

ルックプラス トイレのまるごとクリーナーは浄化槽に優しい中性洗剤です。泡の力で洗浄力を高めているので微生物に影響を与えません。

ルックプラス トイレのまるごとクリーナーがおすすめな方は以下の通りです。

  • 掃除を簡単に終わらせたい方
  • 中性洗剤の中でも洗浄力の高い物を使いたい方
  • トイレを綺麗な状態で維持したい方

密着泡が汚れを落としてくれるので、気になるところに1〜2プッシュして放置しておけばOKです。

まとめ:浄化槽には微生物に優しい中性洗剤がおすすめ

浄化槽内には微生物がいて洗浄力が高い洗剤で死滅するリスクもあるので、影響を与えにくい中性洗剤がおすすめです。

本記事で解説したように、浄化槽内で微生物が生活排水をキレイにする役割があるので洗剤などの取り扱いを怠るとトラブルの原因にもなります。

正しい知識があればトラブルを回避できるので浄化槽に悪影響を与えない生活を送りましょう。

  • この記事を書いた人

ひろと

現役の浄化槽管理士(国家資格)として、実際の現場のリアルやトラブルや対処法などを発信していきます。 浄化槽は正しい管理をしなければ、放流水の水質が悪化、悪臭の発生などを起こし生活環境を悪くしてしまいます。 当サイトは、浄化槽管理士の立場から「浄化槽を正しく管理し、生活環境と水質を守る」ことを目的とした専門サイトです。

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